

神と革命の文芸批評 / 杉田俊介 (法政大学出版局)
2022年5月25日 初版第1刷発行
杉田俊介氏が2010年代に著した批評文の数々を集めた批評集。
堅牢な文体で書かれた思考の跡は、弱者とされる者に寄り添った温度があると敢えて言えよう。
精緻に分析された批評の力により、社会へと立ち上がろうとする者の背中を押してくれるような書である。
以下、版元HPより抜粋。
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国家と資本の暴力のもと、労働や生存がますます非正規化され、抵抗への努力は冷笑される世界で、文学や批評はまだ可能なのか。
自他への憎悪を解体する言葉、未来を変えるための言葉はどこにあるのか。
ロスジェネ論壇以来、無能力や弱さ、複合差別と加害の問題に向き合い、新しい協働の道を模索してきた批評家の到達点。
『すばる』『ユリイカ』『新潮』などへの掲載文を集めた初の文芸批評集。
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版元:法政大学出版局
発売日:2022/05/25
判型:四六判
頁数:600p
ISBN:978-4-588-46018-0
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