

「ボヴァリー夫人」拾遺 / 蓮實重彥 (羽鳥書店)
2014年12月25日 初版
蓮實重彥氏による『「ボヴァリー夫人」論』の補遺的本書。
フローベールによる「ボヴァリー夫人」というテクストには何が書かれているのか。
物語、フィクション、現実性——。
小説における上記の概念に触れることができる書です。
以下、版元HPより抜粋。
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▼概要
文学批評の金字塔『「ボヴァリー夫人」論』の刊行前後の講演および著者による『ボヴァリー夫人』の要約を収める。
[目次]
フローベールの『ボヴァリー夫人』──フィクションのテクスト的現実について
「かのように」のフィクション概念に関する批判的な考察──『ボヴァリー夫人』を例として
フローベールの『ボヴァリー夫人』をめぐって──珊瑚樹と晴雨計の置かれた天井の低い部屋について
とことん『「ボヴァリー夫人」論』を語る──リゾンからヨンヴィルまで
【鼎談】“生まれたばかりの散文”と向き合う
蓮實重彦×工藤庸子×菅谷憲興
【鼎談】「シャルル・ボヴァリーは私だ」
蓮實重彦×渡部直己×菅谷憲興
『ボヴァリー夫人』には、いかなる事態がどのように推移しているか
──要約というには長すぎるテクスト要約の試み
初出一覧/あとがき/書誌
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版元:羽鳥書店
発売日:2015/01/05
判型:四六判 上製
頁数:312p
ISBN:978-4-904702-49-9
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