

川端康成の話をしようじゃないか / 小川洋子・佐伯一麦 (田畑書店)
2023年04月10日 印刷
2023年04月16日 発行
川端康成の文学は、何故これほどまでに読者を魅了するのか。
そして、川端康成が描いた物語は何故悲哀を帯びているのか。
川端の物語から浮かび上がる謎を、小川洋子、佐伯一麦の両氏が存分に語り合う本書。
川端の物語に新しい視座を。
以下、版元HPより。
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目次
対話Ⅰ 川端文学を貫いているもの
川端康成と伊藤初代
川端文学との出会い
「手書き」独特のアナグラム
川端文学のグロテスクさ
「佛界易入 魔界難入」
「死」に魅入られて
対話Ⅱ 『掌の小説』を読む
川端康成の「私」
確かな“モノ”の手応え
「長編型」と「短編型」
「負のエネルギー」が作り出すブラックホール
「十六歳の日記」について
グロテスクと新しいリアリズム
対話Ⅲ 世界はまだ本当の川端康成を知らない
「雪国抄」が語りかけてくるもの
川端康成は「小説」を書いていなかった!?
『山の音』について。あるいは「純文学」とは何か
川端作品のベストは何?
附
見えないものを見る──「たんぽぽ」小川洋子
遵守された戒律 佐伯一麦
引き返せない迷路 小川洋子
川端再読 佐伯一麦
あとがき 小川洋子/佐伯一麦
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版元:田畑書店
発売日:2023/04/16
判型:四六判 上製
頁数:184p
ISBN:978-4-8038-0413-3
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