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会社員の哲学 増補版 / 柿内正午 (零貨店アカミミ)
2023年5月発行
無名で、凡庸な会社員の思想書を。
と柿内さんは本書で述べている。
「凡庸」という言葉から蓮實重彥を連想する。
『凡庸な芸術家の肖像』で語られる「凡庸」に近しい意味で、柿内さんは「凡庸」という言葉を使用しているのではないか。
それは、自らの立脚点を丹念に見詰めることで、読者と同じ距離感で「会社員であること」を考えているからこそ、「凡庸」に振り切ることのできる柿内さんの真摯さに他ならない。
以下、発行元HPより抜粋。
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2021年に発表し、ご好評いただいた哲学風エッセイが新書サイズになって帰ってくる。
読みやすさを向上させる改訂や、一章ぶんの増補を加え、より親しみやすい一冊になりました。
「会社員」というありふれているようでどうにも特異な立場から、現代社会を描き直す。
無名で、凡庸な会社員が書く当事者研究であり、民族誌であり、思想書であり、哲学書。
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発行元:零貨店アカミミ
発売年:2023年
判型:新書判
頁数:160p
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