

土にまみれた旗 / ウィリアム・フォークナー (河出書房新社)
2021年6月20日 初版印刷
2021年6月30日 初版発行
ウィリアム・フォークナーが第3長篇として書いた「土にまみれた旗」。基となった「サートリス」にフォークナーは「南部」という主題を重ね、謂わば「旧南部」の喪失、そして「新南部」の現出、勃興の狭間で生きるふたりの帰還兵の苦悩が重層的に紡がれる物語である。
後に連なる「ヨクナパトーファ・サーガ」(Yoknapatawpha Saga) の萌芽とも言える一作。
以下、版元HPより抜粋。
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「サートリス家の人間が、他の人みたいに普通の死に方をしたなんて話、聞いたためしがあるかい?」
あらゆる者が苛烈に生き滅びゆく、20世紀最大の物語のはじまりの書にして記念碑的大作が、初の邦訳。
暴力、スピード、死。
心に傷を負い戦争から帰還した青年の絶望と破滅ーーガルシア=マルケス、中上健次ら次代の巨匠へ影響を与えた、世界文学史上最高の物語群ヨクナパトーファ・サーガ。
その第一作となる傑作の「真の姿」を、フォークナー研究の第一人者が待望の初邦訳。『サートリス』オリジナル版。
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版元:河出書房新社
発売日:2021/06/29
判型:四六判変型
頁数:560p
ISBN:978-4-309-20831-2
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