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別冊代わりに読む人 試行錯誤5 (代わりに読む人)
2025年2月28日 初版第一刷発行
「鉱脈を掘りあてる」と題された本誌に寄せられた文章たちは、既成の枠組みからひとつ異なる視座を読者に与えてくれる。それが意識的に行われている「場所」が重要であり、その視座に気が付くことが読者にとっての“鉱脈”なのかもしれない。
以下、版元HPより抜粋。
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目次
・巻頭言 「鉱脈を掘りあてる」
・スズキナオ 谷崎潤一郎のことを考えながら散歩する「吉野で柚子を一つもらう」
・わかしょ文庫 大関の書いた小説を探して「伊勢ノ濱、復活なるか?」
・伏見瞬 蓮實重彥論「蓮實重彥の「運動」をあらためて考える」
・友田とん 取るに足らないものを取る「なんなら副産物狙いでも」
『試行錯誤』は読む/書く人々の試行錯誤のための実験室です。
文芸に新しい視点をもたらす著者のエッセイや批評を集めています。
各連載は基本的に読み切りのため、どの号からでもお読みいただけます。
「私は寄稿者に一つのテーマを追究するなかで、鉱脈を掘りあててほしいと、ある時期以降伝えてきた。そのテーマが興味のすべてではないとはいえ、長い期間にわたってあるテーマを追究し、継続的に文章を書いていけば、自分がなぜそのテーマに惹かれるのかという根源にやがて触れるだろうし、自分こそが書くべくして書くものにも出会うだろう。私はそれを鉱脈と呼んでいる。そして、それによって書き進められた文章が読む者に何某かの作用を及ぼさないはずがないという確信があるからだ。」(巻頭言「鉱脈を掘りあてる」より)
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版元:un poco / 代わりに読む人
発売日:2025/02
判型:文庫判 並製本
頁数: 72p
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